公益社団法人 日本写真家協会 正会員
曽布川善一です。
”Fantastic”な富士山を写しています。
私が見た富士山を感じていただけたら嬉しいです。
撮影、取材等仕事の依頼もお待ちしています。
富士山は10万年以上前から何度も噴火と崩壊を繰り返しながら今の姿になりました。
裾を広げた美しい容姿を支えているのは、噴火で飛び散った火山礫や流れた出た溶岩が冷えて固まった”大地”です。
ある時「おーい、ここにいるよ」と声がして振り向くと彼らがいました。
登山道は修験者たちによって開かれてきました。
赤銅色の山肌を這うように続く登山道が山の巨大さを一層強調します。
864年の噴火は山腹から大量の溶岩流を流し広大な溶岩台地を作りやがて命を宿すと樹海とよばれる森林地帯となりました。
幾度となく樹海を訪れるうちに「俺を撮れ! 私を見て!」とあちこちから声が聞こえてくるようになります。
富士山頂に湧く雲が雨を呼び
八百八沢をくだる水流は
麓に扇状地を形成し潤いをもたらしてきました。
しかしまた同時に甚大な被害を人家に与えました。
大雨になるとあちこちに大小の滝が出現し
山の表情は一変します。
富士山は、
場所や季節や見る人の気持ちによって
その表情を変えるようです。
富士山は活火山です。
再び噴火する日も近いと言われています。
今の姿は永遠ではないでしょう。
だから通い続けるのでしょうか。